金融商品の時価および退職給付債務の現在価値が企業の財務諸表に大きな影響を与えるようになり、それぞれの算定が会計実務において極めて重要なフェーズとなっている。最新の金融理論に基づく複雑な複合金融商品を評価するためには、その仕組みを理解する前に、統計学に裏付けられた理論等金融工学の考え方がどう適用されているかを分析する必要がある。退職給付債務を見積もるためには、年金数理を理解した上で現在価値を算定する必要がある。また、運用リスクの管理高度化のための手法として、バリュー・アット・リスクの考え方も定着してきた。本書は、金融商品、退職給付債務、運用リスクのための基礎的な数学知識を提供しようと試みたものである。
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