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水門都市プリステラを舞台に、『憤怒』の大罪司教シリウスの悪夢の幕が上がる。驚愕の事態に相対したスバルは、かつてなく短い『死に戻り』の猶予を駆使し、都市の混乱を払うために奔走する。だが、その努力を嘲笑うように厄災は次々と未曽有の事態を呼び起こす。占拠される水門の制御搭、散り散りになる仲間たち、そして都市に響き渡る悪意の声ーー。暗雲立ち込める都市の中、果てなき悪意を肯定するように、少女の流す血は赤く赤くーー。「すまねェ……すまねェ、大将ッ! 俺様ァ、俺は! 役立たずの! 能無しだ……ッ!」大人気Web小説、大罪と混沌の第十七幕。--嘆き喚け、只人。大罪を仰ぎ、慟哭せよ。
レビュー(7件)
アニメからどハマりした息子が先を知りたいと言い始め普段は本を読まない子が欲しがるくらい展開が面白いようです。チラッと見たアニメは親から見ると何となく「ん?」でしたが、文字を追うことはいいことだしアニメから入っているので想像しやすいのかなとも思ってます。
ずっと愛読しています
前巻の終わりが死に戻りをした所でしたので、気になっていました。 もともと、ネットでずっと読んでいるので文庫の加筆を楽しみに購入しています。 今回は、初から展開が怒涛のように急展開に状況が進行、そして急激に変化していってます。読んでいたはずなのに、引き込まれていきます。重要な登場人物も揃っていきます。 大罪司教も次々と揃ってきます。 新展開が連続して訪れますし、ちょっとグロい部分も初めからありますので、そういった表現が苦手な方はちょっと大変かもしれません。 あっ、でもそもそもグロいのが苦手な方はリゼロを初めから読んでないですよね(笑) グロさも気にならない面白さがありますから。毎度毎度の絶体絶命です。初回で完勝、主人公が華麗に強敵を撃破!………なんて話ではありませんので、毎回必ず瀕死……もしくは死亡……その結果の死に戻りです。あるいみ最も主人公は最強であり、最狂です。自分の死すらも計算にいれて経験することができるんですから、敵にはまわしたくはないですね。 一番厄介です。死に戻り…その繰り返し。実際何度も絶命します。土壇場なんていう言葉が意味を持たないです。常に絶体絶命…そしてそこからの巻き返し。逆襲撃…逆転劇です。今回はさらに言えば魔女教幹部が勢揃いしていて絶体絶命が何回あるんだ!?という状態 です。 正味いいかげん心臓に悪いです。 本来当然ですが死は終わりです。そこから先は何も無いのです。 ガーフ。あれでも15歳です。リゼロの中ではかなり素直に好感がもてるだけに、とても悲しかったです。一緒に泣いてしまいました。 クルシュも可愛かったですね。 こんなことを覚えてはいけない緊迫した場面なのにですね。 最後に……巻末最後のレグルスの一言。 ものすごく、すさまじく、気持ち悪いです。 どん引きしました(笑)
毎巻楽しみにしています
惰性で買っているという感じはしません。新刊は普通に楽しんでいますし、読んだ端からどんどん親戚の子供たちにまわしています。そして不思議なことに子供たちはこれを読むと、「絶対寿命まで死にたくない」というようになります(笑)。死んで苦しみが終わるという思い込みから、「もしかして死んだときにもう一度苦しいことをやり直さないかもしれない」という方向へ考え方が変わるようです。子供たちがわりと道徳的な部分を拾っているようで、楽しく思っています。