〈利他行の宗教〉と〈瑜伽の宗教〉という二分法を用いて、〈華厳〉と〈釈尊の宗教〉、〈大乗〉と〈密教〉、を両立不可能なものとして分ける特異な見方や、反密教として密教は完結したと結論する密教思想史などを含む斬新で独創的な対談と論考八篇。
「反密教学」の現在位置 改訂版の「はしがき」に代えて
序 『法華経』・願成就の哲学ーー〈大乗以後〉の仏教の原理と論理
I 密教理解の現位置
II 釈尊の宗教と華厳
III 大日経世界と空海
IV タントリズム瞥見ーーサンヴァラの儀礼と教義
V 『秘密集会タントラ』--インド密教に於ける即身成仏の思想とその儀礼
VI 密教から反密教へーー『ヘーヴァジュラ・タントラ』に於ける真理の問題
VII 空海の解釈学
VIII 稜線上の密教
あとがき
改訂版あとがき
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