ことばとは何か
「世界はことばより成る」とする唯名論、そして「ことばよりも世界が先にある」とする実在論。西洋哲学において長い伝統をもつこの互いに相いれない哲学思潮は、はるか昔、紀元前からインドで議論されていたーー
インド哲学を丁寧に解きほぐし、仏教と「ことば」の関係に迫る。
インド哲学教室、シリーズ第2弾!
ひとはなぜ「ことばのちから」を感じ、そして信じるのか?
難解といわれるインド哲学の核心部分を、対談形式で分かりやすく解説! 太古からのひととことば、そして仏教の関係に迫ります。
はじめに
I 序──西洋哲学史上の唯名論・実在論
1 聖書の唯名論
2 アリストテレスの実在論
3 西洋中世の熾烈な普遍論争
2 インドにおける唯名論の展開
1 違うことのない真実語としてのブラフマン、マントラ、サッティヤ
2 ウッダーラカ・アールニの「有の哲学」
3 インドにおける実在論の展開
1 ヴァイシェーシカ哲学の徹底的な実在論
2 説一切有部の実在論
4 仏教に忍び込んだ唯名論
1 違うことのない真実のことば(サッティヤ)の驚異的な実現力
2 大乗仏教の菩薩の行の核心
A 『大無量寿経』
B 『般若波羅蜜心経』(大本)
3 地蔵、虚空蔵、如来蔵、仏性
A シャンカラ、ラーマーヌジャ
B 過去仏、未来仏、現在仏、久遠実成の本仏
C 地蔵、虚空蔵、如来蔵、仏性
D 本覚論
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