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名匠ベラスケスの手による、スペイン・ハプスブルク家の王子の一見かわいらしい肖像画。しかし、その絵が生まれた“時代の眼”で見ていくと、人間心理の奥底に眠る「恐怖」の側面が浮かび上がる。悪意、呪縛、嫉妬、猜疑、傲慢、憤怒、淫欲、凌辱、そして狂気…。詳細な解説を付したカラー図版三十三点を読み解くことで見えてくる人間の本性とはー。
名匠ベラスケスの手による、スペイン・ハプスブルク家の王子の一見かわいらしい肖像画。しかし、その絵が生まれた“時代の眼”で見ていくと、人間心理の奥底に眠る「恐怖」の側面が浮かび上がる。悪意、呪縛、嫉妬、猜疑、傲慢、憤怒、淫欲、凌辱、そして狂気…。詳細な解説を付したカラー図版三十三点を読み解くことで見えてくる人間の本性とはー。
レビュー(87件)
文庫よりも
新書版だと、深く掘り下げてくれている感が、かなりあります。文庫版は入門書感覚で、気楽に読めるから、全種持っています。やっぱり中野京子さんの、怖い絵シリーズは飽きませんね!
テーマ別
ハプスブルク家とブルボン王朝が面白かったから、こちらも購入しました。テーマ別で分かれていてラス・メニーナスなど、ハプスブルク家で紹介された名画もありましたが、様々な美術様式の時代の名画や解説がでていて、興味深かったです。お値段が高い分、紙質や画像が美しいです。
中野京子さんの「怖い絵」
NHKの番組は見逃したのですが、テキストが出版されていることを知り書店で見ました。でも番組テキストのせいかいまいち購入意欲の出るものではなく(読みにくい。絵もいまいち)見送っていたところ、加筆・修正された本書が発売されたため購入しました。中野京子さんの「怖い絵」シリーズ3冊も面白いですが、この本もよかったです。
歴史と絵画
ヨーロッパの歴史と絵画に興味のある人には とても楽しく興味深く読めます 絵画もやはり歴史的な背景があればもっと楽しめます
非常に面白い
店頭でちらっと立ち読みして興味ひかれて購入。 ただ、なんとなく見ているだけではわからない、 その絵画が描かれた時代の背景などがわかり、興味深い内容でした。 特に、前半部はハプスブルク家やマリーアントワネットなど、 よく知られた人物が出てくるので、楽しめます。 ほとんどの絵がカラー版なのも、良かったです。 この著者の他の本も読んでみたくなります。