エア・パワーが重要な役割を果たした戦いや危機を紹介するとともに、その技術的変遷や各時代における理論と実践を考察する。
第一次・第二次世界大戦はもとより、やや知名度の低いアフリカやアジアの紛争を含め、エア・パワーの役割について論じ、さらにドローンやサイバーにも言及。
戦争と戦略に大変革をもたらした航空戦の歴史を幅広く考察し、将来の航空戦を展望するすぐれた概説書である。
第1章 エア・パワーの基礎
1 エア・パワーとは
2 本書の構成
3 空爆のアナトミー
4 エア・パワーの四つの役割
5 航空作戦の諸側面
第2章 幕開けーー第一次世界大戦、一九一四〜一八年
1 偵察
2 空の管制
3 攻撃
4 第一次世界大戦中の戦略爆撃
5 海のエア・パワー
6 エア・パワーの確立
第3章 理論と実践ーー戦間期、一九一九〜三九年
1 構造の供給ーー独立空軍
2 アイディアの提供
3 航空機の開発
4 戦闘機の台頭
5 戦略爆撃が本格的に始まるーースペイン内戦と日中戦争、一九三六〜三九年
6 海のエア・パワーの具体化
第4章 第二次世界大戦ーー西ヨーロッパの航空作戦
1 戦場のエア・パワー、一九三九〜四五年
2 空の管制の確保ーーイギリス本土航空戦【バトル・オブ・ブリテン】、一九四〇年
3 「因果応報」--爆撃機攻勢、一九四二〜四五年
4 技術の進歩
5 「合同」する爆撃機攻勢
6 ヨーロッパの爆撃戦争ーー結果と論争
7 海のエア・パワー
第5章 第二次世界大戦ーー太平洋の航空戦争
1 真珠湾攻撃からミッドウェイ海戦まで
2 「アイランド・ホッピング」
3 極東の戦略爆撃
4 原爆による空襲
5 第二次世界大戦におけるエア・パワーーー一つの結論
第6章 冷戦、一九四五〜八二年
1 発展するエア・パワー
2 新しい技術
3 朝鮮戦争
4 相次ぐ独立戦争、一九四五〜七九年
5 ヴェトナム戦争
6 繰り返される中東戦争、一九四七〜八二年
7 繰り返される印パ戦争、一九四七〜七一年
8 エア・パワーと海洋領域
9 結論
第7章 エア・パワーの極致、一九八三〜二〇〇一年
1 ボイドと「機略戦」
2 ウォーデンと新古典的エア・パワー理論
3 精密性の台頭
4 ステルス、偵察、情報収集
5 ペルシャ湾岸の航空戦、一九八〇〜九一年
6 湾岸戦争
7 人道的戦争における強制ーーユーゴスラヴィア紛争、一九九一〜九九年
8 結論
第8章 軽航空機【エアロスタット】からアルゴリズムまで、二〇〇一〜二〇年
1 九・一一、アフガニスタン、イラク
2 「緊急事態作戦」、二〇〇三〜一八年
3 ドローンの成熟
4 ハイエンド紛争への回帰?
5 サイバーと情報領域
第9章 「逆境を乗り越えて目的地へ」?
訳者解説
参考文献
推奨文献リスト
索引
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