鎌倉時代前期の有力御家人。父義澄と平家追討や奥州合戦を転戦。家督を継ぐと鎌倉での政争や将軍実朝暗殺、承久の乱を北条氏と共に乗り越える。北条義時・政子の死後、執権泰時と協調して新体制を支え、朝幕関係の要として朝廷や貴族からも頼りにされた。『吾妻鏡』などに史料批判を加え、文化財や三浦半島の史蹟に触れつつ、義村の実像に迫る。
はしがき/義村の誕生(相模国と三浦一族/祖父義明と父義澄/義村誕生/頼朝の挙兵と衣笠合戦/頼朝の東国掌握と義村の登場)/若き日の義村(義村の初陣ー平家追討から奥州合戦へ/右兵衛尉への任官/梶原景時の排斥/父義澄の死/幼い実朝を護るー比企氏事件/知謀に長けた義村ー畠山重忠事件・牧氏事件/実朝の「御乳母夫」となる)/宿老への道(和田合戦/合戦の勲功争いと和歌の道/上総犬と三浦犬/実朝暗殺を超えて/承久の乱/戦後処理を担う)/義村の八難六奇(北条氏の代替わりと義村ー伊賀氏事件/政子没後の幕府新体制を支える/義村と京都/将軍頼経と義村)/最期の輝き(差し込む影/子息の処遇/上洛のパフォーマンス/義村の死とその後)/義村の妻子と所領・邸宅・所職、関係文化財(妻/子/所領/邸宅/所職/関係文化財)/三浦氏略系図/略年譜
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