中国最大のプーアル茶企業「大益」が編集した、プーアル茶鑑定の専門書。飲料の鑑定というと、ワインのソムリエや日本茶のインストラクターなどを想起させられるが、本書はまさにそうした鑑定法のプーアル茶版と捉えることができる。また、プーアル茶の歴史、地理、文学、社会的意義から、化学成分、健康作用、加工技術などの自然科学の分野までを総合的に概括しており、プーアル茶の入門書としての意義をも持つ。前近代より愛飲され続け、中国の代表的飲料として知られるプーアル茶の深みが、品質鑑定という堅実な作業のなかから、みて取ることができる。
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