一人の男を好きになった。
自分にとって最後の恋になるだろう、という強い予感があった。
人として、女として、生きるために。
直木賞作家が描く「最後」の恋。本当の、恋愛小説。
「素直な感動に満たされた。窪さんがこんな小説を書くなんて」---唯川恵「解説」より
赤澤奈美は四十七歳、美容皮膚科医。
夫と別れ、一人息子を育て、老母の面倒をみながら、仕事一筋に生きてきた。
ふとしたことから、元患者で十四歳年下の業平公平と嵐に遭ったかのように恋に落ちる。
頑なに一人で生きてみせようとしてきた奈美の世界が、色鮮やかに変わってゆく。
直木賞作家、渾身の恋愛小説。
目次
序章 バイカウツギ
一章 アスチルベ
二章 アザレア
三章 オシロイバナ
四章 アネモネ
五章 ユーカリ
解説 唯川 恵
レビュー(64件)
40代の気持ちや1つ1つの描写が細かい
久しぶりに恋が訪れた戸惑い、1つ1つのイベントの描写が丁寧で素晴らしいと思いました。 私自身、そのような出来事があり、当時の気持ちを辿っている感覚に落ち入りました。 他の方も書かれていましたが、下記の比喩に脱帽しました。 『鏡面の湖のような生活のなかに、ぽん、と小石が投げられ、その波紋が広がっていくようなそんな気がした』 ラストもスッキリと前向きで終わり、全体的に読みやすく、良かったです。
胸に刺さりました
アラフィフのお相手と5年間お付き合いしていましたが、先日、振られました。酷くキツイ文章で言い渡されました。でも、きっと振る方も傷ついてるって、この本を読んで思えました。相手には何も言い返さずに、去ります。この本のおかげで、素敵な人を、思慮浅い言葉で傷つけずに済みそうです。 現実は、厳しいと思います。強く生きている同年代の女性や、そんな素敵な女性とお付き合いして辛い思いをしている男性にとって、この本は救いとなるでしょう。 恋愛は常に素敵で、例え結婚していても、その相手が旦那や奥様だとしても、人生にはおそらく欠かせない要素ですよね。傷ついて、でもまた素敵な出逢いが来ると、この本では言ってくれているような気がします。
全体的に雑だと感じました。 私は没入できませんでした。 テーマは良いのに残念です。