★野山で死を迎えた動物たちのその後を細やかな目で記録したナチュラルヒストリー★
動物たちの死体は、それを栄養とする別の生き物(腐食者)たちによって摂取・分解される。本書には、ハゲワシ、コンドル、ワタリガラスなどの鳥類と、シデムシ、糞ころがし、ハエなどの昆虫を中心に、キノコなどの菌類や細菌、さらには、かつて腐食者であった人類の祖先までもの死体あさりの様子が生き生きと描かれる。
命あるものは必ず死ぬ。自然界ではその死体は次の命を生み育てるために使われ、生命が引き継がれていく。生活から切り離された病室で死を迎え、そのまま火葬で葬られれる現代のわたしたちは、そこから学ぶことがあるのではないだろうか……
I.小から大へ
マウスを埋葬する甲虫/一頭のシカの送別/ 究極のリサイクル業者: 世界を作り直す
II.北から南へ
北の冬: 鳥たちにとって/ハゲワシやコンドルの集団
III.植物の葬儀屋たち
生命の木々/糞を食べる者
IV.水中の死
サケの死から生へ/他のいろいろな世界
V.いろいろな変化
新しい人生へ、そして新しい形の生命たちへの変態/信仰、埋葬、そして不滅の生命
レビュー(3件)
和訳がひどい
興味深い内容ですが、和訳がひどい 文章が頭に入って来ません・・・
生物群は良くできている
生物は生まれて死をむかえるが、その死が別の生物に役立ち引き継がれていく。そんな生物群のサイクルとしてうまくできている不思議さがわいてきます。訳本なので少し文章がまわりくどいところも感じられますが、なかなか面白い内容です。