弱者を救えなくて何が経済だ!
解説:松尾匡(経済学者・立命館大学経済学部教授)
シリザ政権時にギリシャの財務大臣を務め、現在は音楽家のブライアン・イーノや映画監督のケン・ローチ、哲学者のスラヴォイ・ジジェクやアントニオ・ネグリらも参加するDiem25という欧州の民主主義改革運動を指導する経済学者、反緊縮派の筆頭によるベストセラーがついに翻訳刊行!
ブレグジットに揺れるヨーロッパ、その危機の原因を三つの歴史的な出来事(ブレトンウッズ会議、欧州の通貨統一、リーマン・ショック)にスポットライトを当てながら、大国アメリカとの関係で入念に考察、ウィットに富んだ筆致で巧みに分析していく本書は、グローバル資本主義経済の歪みを解き明かす希望の光であり、国の借金がことさらに強調され格差が広がり続ける日本、そこに暮らすわれわれにとっても非常にリアルな1冊と言える。
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