- 254
- 3.99
青春小説の新たなるスタンダードが文庫化! 長崎県五島列島のある中学合唱部が物語の舞台。合唱部顧問の音楽教師・松山先生は、産休に入るため、中学時代の同級生で東京の音大に進んだ柏木に、1年間の期限付きで合唱部の指導を依頼する。 それまでは、女子合唱部員しかいなかったが、美人の柏木先生に魅せられ、男子生徒が多数入部。ほどなくして練習にまじめに打ち込まない男子部員と女子部員の対立が激化する。 一方で、柏木先生は、Nコン(NHK全国学校音楽コンクール)の課題曲「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」にちなみ、十五年後の自分に向けて手紙を書くよう、部員たちに宿題を課していた。 提出は義務づけていなかったこともあってか、彼らの書いた手紙には、誰にもいえない、等身大の秘密が綴られていたーー。 【編集担当からのおすすめ情報】 著者の中田永一さんは、乙一さんの別名義でもあります。 帯には、アンジェラ・アキさんの推薦コメントが入る予定です。 解説は、作家のねじめ正一さんが執筆されています。
レビュー(254件)
現代にも充分通じる小説です。 人の内面的な成長がある小説はとても感動します。
学校の合唱部という枠に、産休で休まれる部活顧問の先生の代わりに女性の先生が赴任し、もともと女子生徒だけだった部に男子生徒が多数加入し、女子と男子の間に対立が起こったり融和が生まれたり。ばらばらだった合唱も次第に息が合ってきて。多感な少年少女と大人たちの優しいつながりに感動しました。
子供の読書感想文用に購入。感情移入して一気に読んでしまったようです。
映画を見て読んでみたくなり購入しました。これから読むのが楽しみです。
中1男子、学校の読書タイム用にいくつかの文庫を購入。 まずこちらだけが届いたので、最初に読んだみたいです。 "面白かった!続きがありそうな終わり方で続きが読みたい!" との事でした。 私は読んでないので、本人の感想のままです。