日本は、洞窟からサクレが再現する瞬間を持っている
アンドレ・マルロー(竹本忠雄『未知よりの薔薇 第二巻 出遊篇』より)
副題「太陽のサクレ」とは
ド・ゴール政権下で文化大臣を務めたフランスの作家、アンドレ・マルローが、伊勢や那智の滝で見た光のイメージ=天照大神に因る。
「初踏査か。興味あるね」
プロ登山家、竹内洋岳は言った。
「人跡未踏と聞いて、登山家、探検家の末裔であるという血が騒ぐ」
未知の洞窟への遠征に、彼が参加を決めた瞬間だった。
私たちには、その洞窟を調査するだけでなく、注連縄をかけるというミッションがある。
プロローグ
第一章・・・北海道 利尻山
第二章・・・大和国 吉野山
第三章・・・日向国 天安河原
第四章・・・豊前国 英彦山
第五章・・・甲斐国 富士山
第六章・・・日向国 岩戸川
第七章・・・武蔵国 泉岳寺
第八章・・・日向国 高千穂
第九章・・・信濃国 戸隠山
第十章・・・日向国 天岩戸
エピローグ
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