【POD】部下の自立を引きだすための マネージャーの言語化支援
◆「ウチのOJTは(O)お前ら(J)自分勝手に(T)適当にやれ、の略なんです」と話す、ある会社のマネージャー。一方で別の会社では、上司が手取り足取り指導した結果、自分で考えなくていいことを学習して「教わっていないので、できません」と言う部下が増えてしまいました。
◆ 本書が提案するのは、答えではなく答えの編み出し方、つまり仕事を通じた成長の仕方を指導するアプローチです。具体的には部下の「言語化能力」の向上を手助けすることに焦点を当てています。言語化能力といってもスピーチや文章力のことではありません。「この仕事ではどこに意識を向けるか」や「この仕事から何を学んだのか」などを言葉にして、日々の仕事から成長の手がかりを自覚的につかみ取るための技術です。
◆ 本書は「読む研修」としてIT・サービス・化学・重工業などさまざまな企業で教育用に使われていたテキストを書籍化したものです。いつ、何を、なぜ、どのように言語化するのかについて、基本的な考え方から具体的な表現例まで詳しく解説しています。部下のためだけではなく、自分自身の言語化能力を更に高めることにも役立ちます。
◆ 本書の目次(抜粋)
はじめに
・OJTというけれど
・積み重ねる人・繰り返す人
・やりながら、より良いやり方をつくる
・種まき、発見、収穫
1. 発見の種まき
・「気づき」と「仕事の定義」
・達成してもうれしくない目標
・ゴールイメージとは何か
・ゴールが変わると手段も変わる
・ゴールイメージと仕事の面白さ
・あいまい言葉にご用心
・指標と水準(何が・どのくらい)
・+αと余計なお世話は紙一重
・ゴールイメージに段階をつける
・中間ゴールイメージの落とし穴
・「言われたことしかやらない」と文句を言う前に
・決めつけずに実態をよく見る
・意識するから気づく
・目の付けどころの言語化
・仕事と問いをセットで与える
・みんなで種をまく
2. 発見の収穫
・振り返りと感想は別物
・ていねいな言語化
・経験情報の3点セット
・3点セットの解像度を高める
・質問によって言語化を支援する
・フィードバックを求める
・評価される側の責任
・観察は「攻めの行為」
・○○という意味では同じ
・持論のかたち
・どのように持論化するか
・持論の作成例
・「学び方」を学ばせる
・マイセオリーとパブリックセオリー
・マネージャーの成長と言語化
おわりに
・面白い仕事
◆ 本書は「長く成長していくための 仕事における言語化能力(標準版)」をベースに、部下の成長支援という視点から言語化技術を解説したマネージャー版です。内容は標準版とほぼ同じで全く一緒のページもあります。ただし主語を「指導する側」に置いた説明に変えており、所々にマネージャー視点での問いかけや、部下支援のポイントなどを加えています。
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