印象派といえばルノワール、ゴッホ、セザンヌ。常に破格の高値で取引されるようになった彼らも、かつてはフランスアカデミーの反逆児だった。その嚆矢ともいうべき画家が、クロード・モネ(一八四〇〜一九二六)である。“印象ー日の出”(一八七三年作)が「印象のままに描いた落書き」と酷評されたのが「印象派」のはじまりだ。風景の一部を切り取る構図、筆跡を残す絵筆の使い方、モチーフの極端な抽象化、見る者を絵に没入させる魔術をモネはいかにして手に入れたのか?アート小説の旗手がモネのミステリアスな人生と印象派の潮流を徹底解説。
レビュー(61件)
海外の知らない土地に行って雨の時やあまりにも寒い日などには美術館に行く事がある。大抵は無料wi-fiがあり小綺麗なカフェが併設されてるので悪天候のなかランチ場所を探しらなくてすむ。どちらかというとついでに絵を見てる感覚でした。絵画なんて全く知らないし画家やその背景なんて考えた事も無かった。それでも6月にオルセー美術館に行った時にちょっと見方が変わった。これでもかーって言うぐらいに印象派と呼ばれる作品が集められたフロアでもっと知りたいと思った。原田マハさんの講演を纏めた本書は絵を見る楽しさを教えてくれます。