「わたしの中にも、きっと、きっと、照らされたら光るものがあるっ!」
いつも片手に「いのち」をにぎりしめ、まっすぐに、女性の「自立」と「解放」を求めて生ききった女詩人・永瀬清子の生涯。
【永瀬清子とは】
1906(明治39)年に現在の岡山県赤磐市熊山町で生まれ、1995(平成7)年に89歳で亡くなった現代詩の詩人。
女には許されないことが多く、詩を書くことすら受け入れられなかった時代を生きながら、子どものときの「詩人になる」と決心した気持ちを曲げず、最期まで女詩人を貫きとおした。
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そのとき、そのとき、自分の心をいつわらず、良し、と思う道を歩くこと。
そこから出た言葉。それこそが詩だと、「詩」についての永瀬清子の言葉です。
(「プロローグ」より)
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清く、美しく、逞しかった永瀬清子の生き方を思ったとき、今、じぶんの生き方を手探りしているだろう十代の皆さんに、永瀬清子の生き方を伝えたい、と、意を強くしました。
(著者「あとがき」より)
プロローグ
1 お父さんとお母さん/自分の気持ちをちゃんと言えるひとになりたい
2 お母さんのなみだ/清子の読書
3 十六歳の春から秋/詩人になる決心
4 詩の歴史/詩の師
5 めずらしい約束を交わした結婚/第一詩集『グレンデルの母親』
6 「雨ニモマケズ」との出会い/東京のやさしい女たち
7 戦争の日々
8 農村の暮らし/女・宮沢賢治
9 同人誌『黄薔薇』/月の輪古墳とインドへの旅
10 清子と長島愛生園
11 歩いてきた道/伝えたい詩の心
あとがき
永瀬清子著書
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