食物連鎖の頂点に位置するワシタカ類は、その地域の生態系を図る指標生物となっている。しかし、近年のリゾート開発や大型公共事業等の影響による環境の悪化に伴い、生息分布や生息数が減少している。とりわけ、ダム事業は環境の改変規模が大きく工事期間も長期にわたるため、ワシタカ類への影響は甚大だといえる。ただ、ワシタカ類の生態はまだ不明な点が多く、これといった調査指針がないのが現状である。そこで、本書ではこのダム事業の実施に伴う生息の現状調査において、生態に配慮した効果的な計画案のために、具体的なガイドライン整備の指針を提言した。
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