キノの旅XXI the Beautiful World(21)
ずしりと重い音と共に城門が開ききって、キノがエルメスを押していくと、彼等が喋っているのが分かった。その声が聞こえてきた。
『情報通りです! 旅人さんが! たった今入国しました! 若いモトラド乗りで、モトラドは銀色タンクの渋い一台! 革鞄には年季が窺えて、旅の過酷さを如実に物語っている!』
彼等は喋っていた。キノとエルメスにも聞こえるくらいハッキリとした大声で。
しかし、それは隣にいる人間に向けてのではなく、全員が視線をキノ達に向けたままでーー。(「有名になれる国」)他全13話収録。
レビュー(24件)
図書館で読んでみたら、面白くて、気に入ったようです。 その後、何かあるたびに一冊ずつ購入しています。 今も継続的に新刊が出ているようです。 わりと、幅広い年齢層に受け入れられるストーリーだと思われます。
はじめ、アニメで少し観ました。(親)それぞれの国によって価値観が大きく変わる世界観に、これから価値観が形成される子供に文庫を紹介しました。早速読み始め、学校の朝読書に持って行くようになりました。帰宅時、手に持っているので、どういうカゼのふきまわしかと、訪ねると、先が気になるので、電車でも読んでいたそうです。一ヶ月ちょっとで21巻まで読みました。次巻が出るの待ってます。
ずっと購入しているので惰性で買っているところもあるのですが、毎回斬新なエピソードで楽しませてくれます。梱包はちょうどいい感じで折れや濡れなどもなくちゃんと届くし、本屋で探す手間も省けるので★5つ。
いつもどうりのないようでしたが最近は最後にどんでん返しがあるような展開が少ない気がします。
少しだけネタバレ
少しだけネタバレになりますが、今作ではある人の過去が明らかになります。 読んでいて、あれって思って、読み終わって、ああ、やっぱり──と、著者の思う壺な反応をしてしまいました。 有名な、 「世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい」という名言が、そのままこのシリーズを象徴していますね。