豊かな国風文化を育んだ平安時代、その担い手だった宮廷の人びとはいったいどんな生活をしていたのか。本書は、『源氏物語』や『枕草子』などの文学作品をはじめ、さまざまな古記録を博捜し、当時の行事や日常を復元する。後宮の制度や宮仕えの動機から、住宅事情、食事と食べ物の種類、結婚と風習、懐妊と出産、美意識やその表現、美人の条件や教養、はては娯楽、疾病、医療、葬送、信仰などにいたるまで明らかにした、平安時代の女性生活百科の名著。国文学専攻の教師や学生はもとより、広く古典文学愛好家必携の書。通読するだけでも、当時の生活が澎湃として眼前に立ち現れる。
レビュー(10件)
オススメ
参考書や問題集で効果が出ない人にはお勧めします。
平安期のトリビアまで
著者は古典研究の第一人者で随分前に若く亡くなられたが、膨大な古典の研究を残し・・・ということを別の本で知り、本書が文庫にもなっていたので早速購入。素人にも分かりやすい大変読みやすい筆致で、平安時代の衣食住について、細かく項目分けされて紹介されています。 女性のファッションや化粧、食べ物、冠婚葬祭など、「紫式部日記」や「栄花物語」などを多く引用しながら解説してあり、初めて知ることも多く、興味深いです。
平安時代を興味深く読みました。
華やかな平安貴族の世界を楽しく読ませていただきました。