ポパーとウィトゲンシュタインとのあいだで交わされた世上名高い一〇分間の大激論の謎
: デヴィッド・エドモンズ/ジョン・エーディナウ/二木 麻里
1946年10月25日、ケンブリッジ大学のとある部屋でポパーとウィトゲンシュタインは初めて顔を合わせた。哲学が扱うべき問題は何か。このテーマをめぐって二人は激論を交わし、興奮のあまり火かき棒を手に殴り合ったという。哲学の“革命児”ウィトゲンシュタイン、対するは偉大な伝統に掉さすポパー。彼らのすれ違いは避けられない運命だったのか?二人の哲学的背景、そして複雑な時代状況を解きほぐしてみせた筆さばきは、「感嘆するほど明晰」と『タイム』紙によって絶賛された。BBCジャーナリストによる傑作ノンフィクション!
レビュー(4件)
面白かった!
とても面白かったです。ずっと前から気になっていたのですが、哲学上の難しいことがぎっしり書かれていたら読み通せないと不安に思い、なかなか手が出せずにいました。でもやっぱり気になるので買ってしまいました。読んでみたら・・・とても面白くて、買ってよかったです。二人の哲学者について、活き活きとした多くのエピソードが書かれていて、筆者と役者の技量にも唸らせられます。ありったけの材料をいろいろな角度から並べ、でも、謎についてはっきり結論付けないところが憎いです。