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年末、憂鬱な気分で実家に帰省した尚哉。複雑な気持ちを抱えながらも、父と将来の話を交わす。 翌日、散歩に出た先で、尚哉は小学校時代の友人の田崎涼と出会う。 何気なく民俗学研究室や高槻の話をすると、後日高槻の元に涼の兄から相談が。 勤務先の小学校で「モンモン」という正体不明のお化けの噂が立ち、不登校の児童も出ているという。 怪異大好きな高槻は喜ぶが、その小学校は苦い思い出が残る尚哉の母校でーー。(第一章 押し入れに棲むモノ) 「幸運の猫」がいるという旅館に、泊まりがけで出掛けた高槻、尚哉、佐々倉。 何故かスキーをすることになり、大いに戸惑う尚哉だが、高槻と佐々倉に教えてもらい、何とか上手く滑れるように。 休憩所で宿泊客たちと歓談していると、うち一人が「昔会った雪女を探しに来た」と言いーー?(第三章 雪の女) 夢で死者に会う!? 雪山で高槻と尚哉が見たものとはーー。 異界に魅入られた凸凹コンビの民俗学ミステリ、未来を望む第8弾! 第一章 押し入れに棲むモノ 第二章 四人ミサキ 第三章 雪の女
レビュー(46件)
嘘を聞き分ける耳を持ってしまった尚哉とちょっと残念なところがあるイケメン准教授高槻の民俗学をからめたミステリ8作目。第1章 押し入れに棲むモノ では年末憂鬱な気分で帰省した尚哉。ある日を境に嘘が聞き分けられる耳になったが故に家でも学校でも孤独になり辛い思いをしていたが、多くを語らない両親が実はまだ心配してくれていることを知る。犬の散歩中に出会った幼馴染との会話がきっかけで高槻のもとにモンモンの調査依頼がくる。子供たちのちょっとした悪意から広がる怪異の世界。尚哉には苦い思い出が多い母校での調査。あぁこういうことだったのね、と読み進めると最後にきて読み手もざわりとする。本物が近寄っているんだ。そして今作もまたもう1人の高槻に守られる尚哉。でも守られるだけじゃない、高槻を守るため強い言葉も発する尚哉の成長が見られてなんだか母になった気分で次作を読むぞ。
10巻まで揃えて
いま8巻読んでます。高槻先生と深町くんに癒されます。怪異なストーリーも興味深いし、深町くんがどんどん強くなっていくのが嬉しい!高槻先生の秘密も気になりますね…
どの巻を読んでも面白い
このシリーズ大好きです。ずっと書き続けてほしい。
とても楽しく読みました。続編が楽しみです
この本は1月に出ると作者が言っていた本なのかな。