主人公は記者。事件・事故を鋭く読み解く。初めから答えを知っているような立ち振る舞いで、どうにもこうにも好きになれないタイプの小説でした。,王とサーカスを読んで面白かったのでこちらも読んでみました。太刀洗万智は恐ろしく頭の切れる人だなあと思いました。この作品は短編集ですが、中にはやりきれない気持ちになる話もありました。さよなら妖精と繋がりのある話もあるので、そちらを読んでからの方がより楽しめると思います。,かなり質の高い短編集と思います。一つ一つが長編になれそうなくらい。この作者のファンになりました。,ワッザエ(凄く)オモシテカッタ。(面白いでした。)米澤さんの本又コッツコナ!(買ってこよう),この作者はおおむね信用してるので買いました。丁寧に作られた印象のミステリー短編集。当たりではないけどハズレでもなかった。切れ味鋭い推理が楽しめるが、結末はどれも爽快感のない余韻で終わらせている。 ミステリーでもっとも重要なのは物語を支配する探偵役の魅力だと思っているが、この女主人公は極端にストイックで、あまり好みではないし魅力が薄い。人間味がなさすぎるからか。何かの罰でも受けているかのように自分を殺してる印象。まあ、キャラを立たせようとデフォルメするよりはマシだが。 ところで、この主人公は他にもシリーズがあるようで、各賞に輝いた「王とサーカス」の文庫化は待ち遠しいけど、初出の「さよなら妖精」は読まないと思う。(あらすじで読む気がしない)
レビュー(145件)
主人公は記者。事件・事故を鋭く読み解く。初めから答えを知っているような立ち振る舞いで、どうにもこうにも好きになれないタイプの小説でした。
王とサーカスを読んで面白かったのでこちらも読んでみました。太刀洗万智は恐ろしく頭の切れる人だなあと思いました。この作品は短編集ですが、中にはやりきれない気持ちになる話もありました。さよなら妖精と繋がりのある話もあるので、そちらを読んでからの方がより楽しめると思います。
かなり質の高い短編集と思います。一つ一つが長編になれそうなくらい。この作者のファンになりました。
真実の10メートル手前
ワッザエ(凄く)オモシテカッタ。(面白いでした。)米澤さんの本又コッツコナ!(買ってこよう)
当たりではないがハズレでもない
この作者はおおむね信用してるので買いました。丁寧に作られた印象のミステリー短編集。当たりではないけどハズレでもなかった。切れ味鋭い推理が楽しめるが、結末はどれも爽快感のない余韻で終わらせている。 ミステリーでもっとも重要なのは物語を支配する探偵役の魅力だと思っているが、この女主人公は極端にストイックで、あまり好みではないし魅力が薄い。人間味がなさすぎるからか。何かの罰でも受けているかのように自分を殺してる印象。まあ、キャラを立たせようとデフォルメするよりはマシだが。 ところで、この主人公は他にもシリーズがあるようで、各賞に輝いた「王とサーカス」の文庫化は待ち遠しいけど、初出の「さよなら妖精」は読まないと思う。(あらすじで読む気がしない)