新皇帝即位に沸く中原国。御典医見習いとなった香蘭は、宮廷と診療所の往復で多忙を極めていた。だが、南都で高額な治療費をせしめる白蓮と香蘭の偽者が現れる。
さらに医道科挙を目前にして、診療中の白蓮が何者かによって誘拐されてしまうーー。宮廷医としての未来か。恩師の命か。試される香蘭は、師奪還のため、夜王の協力のもと危険な旅に出る。そして一方、新皇帝・劉淵にも黒き影が忍び寄っていた……。
香蘭、白蓮、劉淵に訪れた運命の分岐点。それぞれが選択した未来とは!?
凄腕の闇医者×見習い宮廷医。凸凹師弟コンビ史上最大にして最後の難事件ーー!
コミカライズもされた人気シリーズがついに完結。
◆登場人物紹介◆
陽香蘭【ようこうらん】
高名な宮廷医であった祖父の志をつぎ、宮廷医を目指して猛勉強中の見習い医。まがったことが大嫌いで、闇医者・白蓮を正しに赴いた先で神医の業を目の当たりにし、強引に弟子入りする。
白蓮【びゃくれん】
黒衣をまとう闇医者で、診療所を営んでいる。法外な治療費を取る守銭奴だが、その天才的な外科技術から神医と呼ばれる。東宮とも親交を持ち、謎めいた過去が徐々に明らかになる。
二十一章 偽者
二十二章 五度目の医道科挙
二十三章 新たな旅立ち
レビュー(3件)
・「二十一章」の「香蘭・白蓮の偽者」、「二十二章」の「誘拐された白蓮が不老不死のための脳移植手術強要される」が、「最終巻」に合わない。それよりは、積み残しの「血のつながりが全くない『香蘭一家』各自の出自」「白蓮・黒貴妃の関係」「白蓮転生の理由」の話を書いてほしかった。 ・前項後段を書けぬにしても、「偽者」「誘拐」は不要では? 皇帝の病、北胡との講和、国民皆保険の道筋に、香蘭の医道科挙受験を絡めれば十分だったのでは? ・香蘭が、師・白蓮を、「殿」付けで呼び続けてのが違和感がある。師を呼ぶなら「先生」では?