第二次世界大戦の敗戦ショックと「失われた30年」--
日本再浮上の鍵を「村民民主主義」と「哲学」から探る!!
第二次世界大戦後の占領政策により、日本の文化・文明や歴史が否定されたトラウマーー
バブル経済が弾け、30年間も続く不況ーー
本書では、「村民民主主義」と「哲学」に注目し、経済的・社会的停滞による閉塞感からいかにして日本が脱するかのヒントを提示する。
一部 歴史から見た日本の村の功罪ーー「村民民主主義」が日本にあったのは事実なのか
一 村はどのようにして出来たか
飢饉と戦乱が村を造る
村人の手によって村は運営された
農民の家の確立とその文化レベルの高さ
二 「村民民主主義」とどうして言えるのか
文書館資料から村が藩へ文句を言うのが見える
「村民民主主義」は長きに亘って活きていた
村の文化が盛んになる
村文化が消滅して利己主義が出現
明治の中央集権国家成立は人々を困惑させた
二部 人間社会分析の基礎としての哲学
三 「恣意性」とは何か
攻撃制御を役立たなくした人類
遺伝子のランダムな書き込みが現生人類を生む
「第三者の目」が他の動物との決定的違いを作った
己の身体をイメージから捉える特殊な動物の人
己の存在を疑える人という動物
「第三者の目」との対話が人の行動を作り出す
自由と迷いを持つのが人の本質
四 意味付けはどのように働くのか
環境繋縛性から抜け出た人類
人は何故、他者を殺したり、自殺をするのか
人の社会に意味付けしてないものはない
独自の時間軸の発生が文化文明を生んだ
人の持つ格率と他者とはどう関係するのか
内面的な時間は充実感を呼び込む
意味付けとイメージは表裏一体である
三部 日本社会の固有性と停滞打破への方向性
五 言葉と人の社会
日本文化に潜む「言霊」信仰のパラドックス
「ゴチャゴチャ言わずに黙って働け」はビジョン
言葉の扱いの忌避とヴァーチャル文化は相性がいい
観念論とリアリズムの齟齬が日本の危機を招く
六 これからどうしたらいいだろうか
文化のオリジナリティーとは何か
憲法のどこに問題があるのか
イデオロギー時代の終焉がもたらしたもの
孤立化と敵対が社会問題を招く
ビジョン作りへの切迫性と柔軟性が求められる日本
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