江戸文化の母胎となった豪商達の華美な贅沢に対し、いつの時代も切実な物価や物売りの話、美人画の魅力に江戸っ子らしい悪態のつき方、そして頻発する大火や大災害に見舞われながらも、健気に日々の暮らしの中に楽しみを見出していった江戸庶民の哀歓がより身近に感じられる20の話。
江戸の人口の大多数は「庶民」であり、彼らは貧しい生活環境に甘んじながらも、「江戸っ子」という心意気と誇りをもって、江戸の町を育てていったと想像されるのである。(「はじめに」より)
(1)江戸時代の文字遊びと判字絵 (2)江戸時代の豪商 (3)豪商の暮らしぶり (4)物の値段と庶民の暮らし (5)棒手振りー江戸時代の物売り (6)日本橋と魚河岸の歴史 (7)江戸っ子の悪態 (8)江戸時代のはやり言葉 (9)江戸の大火と消火体制 (10)江戸時代の大きな災害 (11)江戸の白浪ー黙阿弥の世界 (12)掏摸の話と鷽替えの神事 (13)「芝浜の革財布」の実話 (14)将棋・囲碁の話 (15)相撲の話 (16)西鶴の当世顔 (17)女性の化粧と髪結の禁令 (18)鰻丼の歴史 (19)麦湯の女 (20)江戸時代の直し屋ーそのリペア精神
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