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話題騒然の中学受験ストーリー! 「子どもの人生はその子のもんだ。 親のもんでも俺たちのでもない」 家庭の事情で中学受験断念を決めた島津家。 「3年間も積み重ねてきた本人に諦める気はない。 彼を“船”に乗せたのはあなた方だ。」 黒木の言葉の真意は? 奨学金制度狙いで確実に 中堅校の特待をおさえる戦略、 上位校を目指している生徒は 記述対策ができているので国公立も視野にーー? 桜花を辞め勉強から離れた島津君の本心は? そして彼の受験継続のため 黒木が提示する衝撃の秘策とはーー? ゆれる黒木の心。白柳の叱咤の言葉とは。 中学受験の隠された裏側、合格への戦略を 圧倒的なリアリティーでえぐりだす話題作、第9集! 【編集担当からのおすすめ情報】 「我が子には幸せになって欲しい」 「そのためには親である私が 失敗してはならない」 そんなプレッシャーを背負いながら 戦いの日々を送る保護者達が熱くなるからこそ 塾講師は常に冷静でなくてはいけない…! 混乱を極める大学入試改革、 高校からは受験できない中高一貫校の増加など、これまでの常識が通用しなくなっている激動の受験界。 いまや首都圏では4人に1人が中学受験に参加する現在において、 中学受験とはどんな仕組みなのか、そして勝利を勝ち取る戦略とは? 中学受験塾を舞台に、プロフェッショナルとして臨む塾講師と 生徒、保護者の、合格を勝ち取る闘いを 強烈なキャラクターと圧倒的なリアリティで描く、 時代の要請に応える作品です。
レビュー(15件)
ついつい最新刊が発売されると買ってしまいます。この調子で全巻いってしまうんでしょうな。
心が凍りそうな巻
この9巻は心が緊張して氷りそう。 島津君と黒木先生の過去の生徒の話。 どちらも教育虐待をしてしまう家庭。 周りにいない訳では無かったので、身につまされる気持ちで読みました。 母親の狂気!はギャグみたいに何度もドラマのCMでも流れていましたが、改めて恐ろしい。 そこに介入出来ない、子供を救ってあげれないもどかしさはまさに教育だけじゃなく、虐待家庭の問題の大きな壁なんだろう。 桂先生の方が黒木先生より強っ!! 受験に関わる全ての人が、いろんな目線で価値観で子供に対峙していく様は、どれも単純では無いなと、ほんとに考えさせられる巻。 あと、島津君の挑戦したいというレベルの高い純粋な学問への意欲に感動させられる。
中学受験業界をリアルに描いていて、一気に読んでしまいました。
大変参考になります。塾情報や受験に関する本や口コミなど読み漁っておりますのでうなずけることばかりです。毎巻楽しみにしています。
思わず涙してしまいました。続きが楽しみです。