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雑誌「BAILA」での連載に、紀州パンダ紀行など、とっておきの書き下ろし5本を加えた「構想5年!」(著者談)の超大作(?)エッセイ集。 タクシーで運転手さんと繰り広げられる面白トーク、漫画や三代目J Soul Brothers への熱き想い、家族との心温まるエピソード……。 ありふれた日常がこんなにも笑い(ときどきほろっと)に包まれているなんて! 当代きっての人気作家、三浦しをんワールドが炸裂する、抱腹絶倒の1冊。 <目次> まえがき 一章 ニワトリはこっけ 善人の正体/美容時間の問題/もやしとぬた/あぶれる/黒いスーツの男/ 「動かないもの」愛好家/一人の戦い/風邪より、宝塚/有名人愛/ グッドモーニング/赤面の理由/浮かれる/危険地帯テラス席/ 夢を見るのもたいがいに/青(っぽ)い鳥/章末書き下ろし その一 理性はわりと不在がち 二章 取られるのはあっけ DDの助手/声出していこう!/自分について相談したい/孤高の孤島暮らし/ 危険な粉末/抜歯涅槃図/荒ぶる一家/詫びつづけの夜/なにごとも油断大敵/ 未発見のニュータイプ/三つの愕然/心で伝わりあえたなら/別れの理由/ 熱帯夜の効用/未知との遭遇/章末書き下ろし その二 すれちがいは細部に宿る 三章 幸いなるはもっけ イベントとフィーバー/「水もしたたる」はシタルとは無関係です/愛の鞭/ 生きるってなんだろう/まっとうなる市民の愉しみ/ファッションは愛と平和/ 弱腰ダース・ベイダー/ぼんやりした世界/奔放なる人々との旅/まちがいにときめく/ 招かざる客/きらめきの夏!/映画三昧/はじめての体験/ 常識を超える体/年末年始は平穏/章末書き下ろし その三 絶頂を更新中 四章 おいしいのはほっけ 雪によって判明/非実在野球人生/ありがとう地球!/豊富な経験に基づくアドバイス/ 黄色いボタンを押せ!/もんもんはいい男/危険な夏/発想の転換/たいらな世界/ うちのぼうや/ウキウキキウイフルーツ/虫と化す日々/のんびり南国宮崎の旅/ 無常の味わい/四章書き下ろし その四 仲良しの儀式 あとがき 巻末おまけ書き下ろし もふもふパンダ紀行
レビュー(137件)
いつも楽しみにしている三浦しをん氏のエッセイ。今回も笑わせてもらいました。 書き下ろしの「すれちがいは細部に宿る」には、あかべこ並みに首をうんうんと振りました。そうなのよ。夫婦だけでなく人間同士の小さなすれ違いの積み重ねが本当に大きな影響を与えるのだ。 それといつも思うのだが、1冊につき1本はタクシードライバーさんの話が入っていると思う。面白い話を引き出す魅力がすごいのだと思う。タクシードライバーではないしお会いすることも絶対ないが、実際にお話しすると面白い話を自然と引き出されそう。
ずっと読んでみたいと
思ってて、入院が決まり、購入。腹を切るので手術前に読みきりました。ぷっとわらちゃうのでお腹に響くと思って。案の定、面白くて。
雑誌で読んでるコラム?をまとめたものですが、とても面白いです。 雑誌だけでは物足らなくて本として購入しちゃいました! もう1冊は友達へのプレゼントです!
向き不向き?
直木賞作家の三浦しをん氏が、月刊誌「BAILA」に連載したエッセイをまとめた1冊。小説とエッセイは別物にしても、この人はエッセイ向きなのかどうか、よく分からない。自然に笑える話がある一方、むりやりくすぐるような文章もある。女性ファッション誌だけに、難しさはあろうが、いちばん笑えたのは下ネタ。これは万国共通なのか。やはり三浦氏は小説家であり「神去なあなあ夜話」と「仏果を得ず」が秀作と受け止めている。
面白かった!!! 文庫になるまでは待てませんでした、そして大満足です。 私は三代目さんの事はあまり存じ上げないのですが、それでも熱意が伝わって面白かったです。