医学のあゆみ HFpEF(左室駆出率が保たれた心不全)の病態と治療 285巻12号[雑誌]
・心不全治療を行ううえで基本となる分類が左室駆出率(LVEF)に基づく分類であり、 LVEFが50%以上の心不全を“HFpEF”と総称している。高齢化に伴い、総心不全患者に占めるHFpEF患者の割合も増加している。
・高齢者の多いHFpEFでは、生命予後の改善以上にQOLの改善が望まれ、自覚症状の改善や心不全入院の回避は重要であり、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系阻害薬には臨床的有用性があると思われる。
・本特集では、多くの未解決な問題があるHFpEFについて、現時点での最新の知見を各分野のエキスパートの先生方に解説していただく。読者の方々の診療、研究において参照にしていただければ幸いである。
■HFpEF(左室駆出率が保たれた心不全)の病態と治療
・はじめに
・わが国におけるHFpEFの臨床的特徴と診断・治療に与える影響
〔key word〕心不全、HFpEF(左室駆出率が保たれた心不全)、心房細動
・HFpEFのカットオフポイントとなるEFを考える
〔key word〕HFpEF(左室駆出率が保たれた心不全)、左室駆出率(LVEF)、左室ー動脈カップリング
・HFpEFと右室・肺動脈カップリング
〔key word〕心不全、心臓超音波、右心機能、層別化
・HFpEFにおけるレニンーアンジオテンシン系阻害薬の役割
〔key word〕アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)、ミネラルコルチコイド受容体(MRA)、アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)、層別化
・HFpEFとSGLT2阻害薬
〔key word〕心不全、HFpEF(左室駆出率が保たれた心不全)、糖尿病、SGLT2(sodium-glucose co-transporter-2)阻害薬、治療薬
・運動負荷心エコーでHFpEFをみる
〔key word〕HFpEF(左室駆出率が保たれた心不全)、早期診断、運動負荷心エコー図検査
・HFpEFのフレイルにどう介入するか?
〔key word〕バランストレーニング、レジスタンストレーニング、呼吸筋リハビリ、カルニチン、アミノ酸、社会支援
●TOPICS 細菌学・ウイルス学
・トリプシン分解腸内細菌の発見
●TOPICS 生化学・分子生物学
・B型肝炎ウイルス感染受容体NTCPの構造
●連載 救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ(11)
・お腹が痛い!--それって前皮神経絞扼症候群(ACNES)!?……だけじゃない腹壁痛の鑑別
〔key word〕ACNES、カーネット徴候、腹痛、身体所見、鑑別診断
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(2)
・社会的処方の期待と課題:医療経済学の観点を中心に
〔key word〕社会的処方、健康の社会的決定要因
●FORUM
・これまでの気道管理の常識が変わる
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
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