海外駐在と現地化を巡る諸問題が顕在化する一方で、人材のグローバルな移動が活発化する中、多国籍企業の新たな人材オプションとして「現地採用本国人」(self-initiated expatriates: SIEs)が注目を集めている。本書は日本企業の最大の進出先である中国での事業展開を念頭に「現地採用日本人」について研究した最初の書物であり、現地での人的資源管理に悩む企業の担当者や中国留学を志す学生にとって必読の書と言える。
序章 本書の目的・研究方法・構成
第1章 多国籍企業における新たな人材オプションとしての「現地採用本国人」
第2章 在中国日系進出企業における人的資源管理上の諸課題ー日中間の「異文化コミュニケーション摩擦」と日本人駐在員の「異文化適応問題」の視点からー
第3章 在中国日系進出企業における「言語政策」と「現地採用日本人の雇用」等に関する実証分析
第4章 現地採用日本人の「バウンダリー・スパナー」としての可能性と「キャリア」「職務満足」に関する実証分析
第5章 現地採用日本人の「バウンダリー・スパニング機能」の規定要因に関する実証分析
第6章 現地採用日本人の「雇用」と「バウンダリー・スパニング機能」に関するヒアリング調査報告ーM-GTA(Modified Grounded Theory Approach)による分析ー
第7章 本書の総括と日本企業への提言
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