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第94回アカデミー賞国際長編映画賞受賞作『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督・脚本/西島秀俊・主演/2021年公開)原作。 同映画は第74回カンヌ国際映画祭脚本賞など4部門、第56回全米映画批評家協会賞作品賞など4部門、第79回ゴールデングローブ賞非英語映画賞ほか、全世界で90冠以上受賞。 6人の男たちは何を失い、何を残されたのか? 本書は村上春樹が「月刊文藝春秋」「MONKEY」などに発表した作品をまとめ、2014年に発表した短編集。累計100万部突破のベストセラー! 舞台俳優・家福を苛みつづける亡き妻の記憶。彼女はなぜあの男と関係したのか…(「ドライブ・マイ・カー」)。 妻に去られた男は会社を辞めバーを始めたが、ある時を境に店を怪しい気配が包み、謎に追いかけられる(「木野」)。 ほか、「イエスタデイ」「独立器官」「シェエラザード」「女のいない男たち」など。 封印されていた記憶の数々を解くには、今しかないーー見慣れたはずのこの世界に潜む秘密を探る6つの物語。
レビュー(525件)
ハルキスト失格?
連作ではないが、男と女、あるいは性をモチーフにした6作の短編集。さすがに、と唸らせるのは最初に収録されている「ドライブ・マイ・カー」か。「シェエラザード」も着眼の面白さがある。ただ最後の「女のいない男たち」は必要なのだろうか。5作を補足する意味なら不要だし、心ならずも、といった風に「まえがき」を認めているのだから。メタファーだらけの村上ワールドが理解できていないと言われればそれまでだが、その分、マイナスにした。
映画を2度観てから買いました。 そうだろうとは思いましたが、小説と映画は別のものです。素材だと割り切って読むか、どちらかひとつにしておいた方がいいみたいですね。
西島君が主役で映画になったということで、この本を購入しました。 とても面白い世界観で満足した一冊でした。 まさか、アカデミー賞を受賞するとは… 良い本と出合いました。
ドライブマイカー
村上春樹さんの小説は、若い頃は、余り理解しずらい所が有ったりして、読みませんでしたが、最近は、読みます。ドライブマイカーが、映画化されて読んでみたくなりました。最愛の妻との別れと、余り綺麗ではない運転手との出会い?何故、妻がこの人と不倫したのか?苦しむ主人公に、専属運転手(女性)が、自分の娘位の年齢なのに話を聞いてもらうお話ですが、シブイですね。短編ですが、面白かったです。
「女のいない男たちです。
[女のいない男たちです。」村上春樹さんの小説です。