この「諸国百物語」は、『日本古典籍データセット』(国文研所蔵 ライセンス・CCBY-SA4.0)をもとにして編集したもので、「江戸版本 影印対訳 古文書力活用講座」のシリーズとして、各地の化け物、妖怪、へんげ、鬼、幽霊、などの怪談に触れつつ、無理なく古文書力が養成されるものと確信しております。 国文学研究資料館鵜飼文庫の「諸国百物語」は、延寶五年(一六七七年)の板で、全五巻あり、本書は、その「巻の三」と「巻の四」を編集して、「中の巻」としてまとめたもので、「データセット」の元画像にトリミングを加えたり、本文中にあった挿絵の部分を各巻の冒頭に掲載したりしています。ただし、一部画像不明部分は、東京国立図書館デジタルライブラリー(QB-9918 諸国百物語)にて確認いたしました。 また、見開き左ページ翻刻部分は、右ページの影印文と対照できるように変体仮名に対応する漢字を使用し、濁点等を省略しています。左ページ翻訳部分の漢字については、日常的にあまり使われないものをひらがな表記にしたり読点を多用したりして意味を取りやすくしました。なお、本文の内容を楽しみたい方のために、巻末には、全文の現代語訳をまとめて掲載いたしました。 この版本には、読み仮名が付されているので、読み取りは、さほど困難ではないものの、特別な読み方や異なった漢字をあてている部分があるので、参考のため本文翻刻の下欄に読み仮名の一部や簡単な説明を付け加えました。
レビュー(0件)