【POD】農業技術協力・コンサル・ランドラッシュ事前調査マニュアル書Part I
本書はカラー版である。実際、農業コンサルと記すと、稲作、畑作、園芸作物(野菜類、果樹類および花卉等)の栽培技術(播種から始まり、摘果や剪定等も含む)を中心に実施されてきたものと考える。もちろん、そこには、整地、施肥や施薬等に関する指導も含まれてきた。農学書籍においては、土壌学、肥料学、作物学、蔬菜園芸学、果樹園芸学や花卉園芸学、畜産学等、多数の本が市販されているが、これは一般的な基礎知識を中心とした教科書であり、基礎を学ぶ上では重要である。例えば、教科書に基づいて、「この作物には肥料をこれくらい施しなさい!」はあくまでも一般論であり、土壌の特性には地域による違いがあり、コンサルや技術協力関係者はそのことを肝に銘じておく必要がある。それに、技術協力、コンサルおよびランドラッシュ戦略に関する取り組み方であるが、大失敗を避けるためにも、事前調査が必要であり、講義のように、理論通りにことが運ばないのも当然である。そこで、土壌から取り組む考え・やり方については、一般的に普及されていないことを前提に、あらたに、土壌肥料を根底とした『事前調査マニュアル』として取りまとめたものである。つまり、『地域別土壌の肥培管理による持続的農牧林生産』という哲学を掲げ、地域や土壌特性による違いを考慮し、農業のベースとなる土壌を把握し、そこから攻めることで、成功・儲かる農業を考えていくことにある。 本書Part Iでは、土壌・植物栄養に関する豆知識、農業を実施する前のフローシートによる事前確認、コンサル業務を実施する方、新規就農者、農業法人や農業参入企業の責任者ら、JICA関係者(青年海外協力隊員やシニア等)やNGOら、土壌から取り組むことの重要性をマニュアル化し、さらに、非学術的ではあるが、国内におけるポット・圃場での栽培比較試験の事例を取り上げ、可能な限り、土壌肥料専門家とコンタクトを取りながら実践することが成功のカギとなる。多くの関係者にご参考・愛読していただければ幸いである。
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