フランスワインで育まれた、その土地らしさを示す概念「テロワール」。それは、人と土地をめぐるさまざまな人間の営みが作り出したものである。本書では、テロワールの歴史を辿りながら、シャトーでの現地調査やアジアの茶との比較を通じて、都市と文化のありかたを考える。
序 章 なぜテロワールなのか(赤松加寿江)
第1部 テロワールとは何か
第1章 テロワール概念の成立と歴史(加藤玄)
第2章 近世フランスにおける「テロワール」(坂野正則)
第3章 近代フランスにおけるワイン法と都市ボルドー(野村啓介)
第4章 近世トスカナにおける原産地呼称(赤松加寿江)
第2部 テロワールが息づくワイン生産の現場
第5章 サン=テミリオンとシャトーの歴史(加藤玄)
第6章 サン=テミリオンのワイン醸造所の敷地環境(小島見和)
第7章 ボルドーのワイン醸造所の建築空間(中島智章)
第8章 ダヴィド=ボーリュー家文書をひもとく(野村啓介)
第3部 テロワール概念の可能性
第9章 シャンパーニュのテロワールと産地の形成(赤松加寿江)
第10章 宇治茶産地における生産と加工(上杉和央)
第11章 台湾茶のテロワール、その「外と内」(大田省一)
第12章 日本茶のテロワールと輸出(杉浦未樹)
終 章 テロワールが語ること(中川理)
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