ある日、ルルは100人のも雪女が地球を凍らせる会議をしているという不思議な夢を見ました。しかしその夢は、遠い別の銀河ジュピュア星で起こった出来事でした。雪の女王によって、氷に閉ざされてしまったジュピュア星。再び自然豊かな星を取り戻すために、救いを求めて宇宙を旅してきた一人の少女、シェナン姫。そのシェナン姫と”鍵”の導きで巡り合った小学生のルル。 実は、二人の出会いはジュピュア星を再生させるために考え抜かれた、先代の雪の女王ソーマの秘策だったのです。シェナン姫と共にジュピュア星に向かったルルは“ラグーツ”として、ドクターMとの最終決戦に臨みました。戦いの中で「人の命を支える食べ物が純粋でないなんて、あってはならないこと」と、ドクターMに訴えるルルは”春呼ぶ少女”へと進化を遂げて、ジュピュア星の純粋な命の循環を取り戻したのでした。 しかし、ジュピュア星で起こった出来事は、今の地球で現在進行形で行われていることだと気付くルル。命をいただくお話をベースに、シェナン姫の母、アミーリタ女王の「人と自然のつながりはとても大切で失ってはならないものなのです」という言葉が心に沁みます。いのちはなぜこんなにも美しく大切なのか、人はなぜ幸せにならなければいけないのか、なぜ人の心と身体を傷つけてはいけないのか、物語を通して語りかけてきます。 ルルの他にゆりと鴨じいの地球組と、ジュピュア星の楽しい仲間たちが花を添えています。なにより、シェナン姫の守り猫、おたけとルキアの存在も見逃せないファンタジーです。
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