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春の霧雨が音もなく降り注ぐ北鎌倉。古書に纏わる特別な相談を請け負うビブリアに、新たな依頼人の姿があった。 ある古書店の跡取り息子の死により遺された約千冊の蔵書。高校生になる少年が相続するはずだった形見の本を、古書店の主でもある彼の祖父は、あろうことか全て売り払おうとしているという。 なぜーー不可解さを抱えながら、ビブリアも出店する即売会場で説得を試みる店主たち。そして、偶然依頼を耳にした店主の娘も、静かに謎へと近づいていくーー。 ◆目次◆ プロローグ・五日前 初日・映画パンフレット『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』 間章一・五日前 二日目・樋口一葉『通俗書簡文』 間章二・半年前 最終日・夢野久作『ドグラ・マグラ』 エピローグ・一ヶ月後 プロローグ・五日前 初日・映画パンフレット『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』 間章一・五日前 二日目・樋口一葉『通俗書簡文』 間章二・半年前 最終日・夢野久作『ドグラ・マグラ』 エピローグ・一ヶ月後
レビュー(147件)
お母さんの栞子さんの方が頭の回転が速いので、扉子さんが主人公になってから少し物足りなく感じてきていましたが、母親より人生経験も少ないのでこれから徐々に成長して行くのだろうと思って読んでいます。 今回は祖母にあたる智恵子さんがラストに何やら不穏な動きを見せているようで、自分の思い通りにならなかった娘の代わりに今度は孫に手を出そうとしている気がします。 自分の私利私欲の為に家族を利用しようとする智恵子さんに恐ろしさを感じました。 でも次巻が楽しみになりました。
ポツポツと繋がりが無いエピソードが続いてましたがようやく長く続きそうな展開が始まって一安心。
ビブリア古書堂 最新刊の購入
ビブリア古書堂は第一巻から、ずっと読み続けています。 最新刊の発刊うれしいです。
このシリーズ、いつも楽しみにしてます。。扉子の今後の活躍に期待しちゃいます。
近所の書店では売り切れだったのでこちらで購入。大好きなシリーズnanoで一気読みでした。