砂鉄による磁鉄鉱の精錬技術の普及の前、弥生時代に褐鉄鉱を精錬する技術の存在を認め、その痕跡を神社、祭神、地名などから追跡。 「六 五十鈴川と鉄」 から 「九 修験道と鉄」 は多少土地勘があることもあり、一気に読むことができた。三重、奈良、和歌山の寺社の有名所が並んでいる。 朱(水銀)の含有率を活用した論証・推論は説得力がある。 Webによる幅広いデータ収集が可能な現在であれば各地の研究者を募って、中央構造線以外に関しても鉄分、銅分の含有率など自然科学面のデータを収集し活用できると、論証がより確かなものとなると思う。 倭鍛冶と韓鍛冶(百済系、新羅系)については、自明の如く記載されているので、他で調べるしかなさそうだ。日本史の知識が少ない私は、少々説明が欲しかった。
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中央構造線と製鉄技術
砂鉄による磁鉄鉱の精錬技術の普及の前、弥生時代に褐鉄鉱を精錬する技術の存在を認め、その痕跡を神社、祭神、地名などから追跡。 「六 五十鈴川と鉄」 から 「九 修験道と鉄」 は多少土地勘があることもあり、一気に読むことができた。三重、奈良、和歌山の寺社の有名所が並んでいる。 朱(水銀)の含有率を活用した論証・推論は説得力がある。 Webによる幅広いデータ収集が可能な現在であれば各地の研究者を募って、中央構造線以外に関しても鉄分、銅分の含有率など自然科学面のデータを収集し活用できると、論証がより確かなものとなると思う。 倭鍛冶と韓鍛冶(百済系、新羅系)については、自明の如く記載されているので、他で調べるしかなさそうだ。日本史の知識が少ない私は、少々説明が欲しかった。