日本は「経済大国」として世界の国々に大きな影響をおよぼし、さまざまの「脅威」をあたえるようになっているが、そんな状況のなかで、日本の青少年について、外国人からちょっと気になる話をしばしば耳にすることがある。「たしかに、今の日本はこわい国である。しかし、20年後、30年後の日本はこわくない。」というものである。国内においても、青少年については、「豊かな時代」の受験体制のもとで生じているさまざまの問題を指摘し、憂慮するむきは多い。私たちは、仕事や研究を通して、身近なところから、青少年問題に関心をもってきた。そうしたなかで、今日の青少年がどんな問題に直面しているのか、その問題にどう対応すればいいのか、といったことを考えるために、研究会においてそれぞれの仕事や研究のなかで取組んでいる青少年問題について、お互いに討議しあってきた。本書は、その一応の成果をとりまとめたものである。
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