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人は皆、出会ったものでできている。 金も夢も友もない上京したての大学生・暖平。 ひょんなことから落語研究会に入ることになり、 “背負亭(しょいてい)こたつ”として高座に立つ羽目に!? 累計100万部突破の名手がおくる、 新しい自分に出会える人生応援小説。 あらすじ 大学進学を機に群馬から上京したばかりの門田暖平は一人、新品のこたつを亀の甲羅のように背負い佇んでいた。配送料が払えず自力で下宿に持ち帰ろうと思ったが、帰宅ラッシュで電車に乗り込むことができない……。 途方にくれる暖平の前に、一台のワゴンが停まる。乗っていたのは、入学式当日、構内で落語を演っていた落語研究会の部長・忽那碧だった。落研に誘われるが、金もなく、コミュニケーションにも自信がなく、四年間バイト生活をして過ごすつもりだと語る暖平。 「必要なのは扇子一本。あとは座布団さえあればどこでもできる」という碧の言葉に背中を押され、暖平の人生が大きく動き出すーー。 ・「面白さ」「上手さ」は一つじゃない ・明日が来るのが楽しみになるくらい準備する ・徹底的に同じ型を踏襲し、初めて個性は爆発する ・追い詰められてはじめて、人は真価を発揮する ・どんな時も楽しむ。自分がやりたいことをやる
レビュー(66件)
ネットでしか見ていなかったので不安でしたがさらっと読みやすく筆者の思いがさりげなく伝わってきました
喜多川さんの作品らしい凄く為になる本でした 若い人にぜひ読んでほしい作品です
残念な気持ち
本自体は素晴らしく感動しました。 ゆうパケットで届きました。ポストに無理矢理ねじ込んであり、外袋が破れて届きました。 仕方ないのかもしれませんが、悲しく思います。
生き方を考えさせてもらえます。 日々を楽しむための予習については、とても納得させられました。
やっぱり喜多川泰氏の著書にはずれはない!
「手紙屋」で衝撃を受けてから喜多川泰氏の著書は全て買って読んでいます。この本も待ちわびていた新作です。内容的にも映画で感動的して流す涙の源泉のように常に心の中が耕されるような感触でした。やっぱり期待を裏切りません。子供たちにもこの感動は伝えたいので、一度読んでもうすぐ結婚する二男に渡しました。 なかなか大変だとは思いますが、毎年一冊ずつくらい新作を出版してもらえるとうれしいです。