不安症および関連症群面接マニュアル(ADIS-5)
: ティモシー・A・ブラウン/デイビッド・H・バーロウ/日本不安症学会/有光 興記/貝谷 久宣
日常の臨床において,クライエントの心の状態を正確に聞き取って診断と治療につなげることは面接の基本であるが,DSM診断を行うにはマニュアルを読み込んで診断項目の詳細を把握したうえで多くの質問をしていく必要がある。
本書ADIS-5は,DSM-5に準拠して,不安症,うつ病,双極性障害,強迫症,PTSD,また,それらに関連した物質使用障害や身体症状症といった障害を診断するために設計された構造化面接である。
ADIS-5は他の診断面接に比べて,不安症とその関連症について症状ごとの重症度や苦痛度を調べたり,現在と過去のエピソードに分けて質問できたりするため,経過を見る際に症状の有無だけでなく程度の違いを把握でき,より正確な重症度の評定ができる。不安症を診断するために開発されたツールながら,不安症と併存率が高い精神障害を同時に診断できるエビデンスに基づいた有用性と利便性に優れた診断面接となっている。
1 臨床家向けマニュアル
イントロダクション
ADIS-5の使い方
ADIS-5における変更点
ADIS-5の適用範囲
診断セクションの構造
ADIS-5を実施する
鑑別診断の確立:いくつかの例
文献
付録
2 不安症および関連症群面接表:生涯版(ADIS-5L)
デモグラフィック情報
イントロダクション
既往歴/治療歴
パニック症
広場恐怖症
社交不安症
分離不安症
全般不安症
強迫症
醜形恐怖症
限局性恐怖症
心的外傷後ストレス障害/急性ストレス障害
うつ病
持続性抑うつ障害(気分変調性障害)
双極性障害/気分循環性障害
病気不安症
身体症状症
アルコール使用障害
物質使用障害
その他の障害のスクリーニング
家族の精神的疾患歴
まとめ
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