【輸入盤】『四季』 ヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管弦楽団、コレギウム・ヴォカーレ(2CD)
ハイドン:オラトリオ『四季』
ヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管弦楽団&コレギウム・ヴォカーレ
ハイドンが大好きなヘレヴェッヘは、実演では数多くのハイドン作品を指揮していますが、レコーディングはこれが初めてとなります。
ヘレヴェッヘは作曲家固有の語法にこだわり、オーケストラの演奏に際しては、人数や使用楽器などの響きの特性だけでなく、楽員がその語法を習得しているかどうかも重視するのだとか。
古典派からロマン派の作品を指揮するときには、1991年にパリで設立した古楽器オーケストラ、シャンゼリゼ管弦楽団を起用することが多く、今回も自身の合唱団、コレギウム・ヴォカーレと共にハイドンの大作に取り組んでいます。
自身のレーベルでのセッション録音という恵まれた条件のもと、ハイドンとしては珍しくコントラファゴットやトロンボーンまで含むオーケストラの充実したサウンドと、合唱団とソリストたちの活きの良い歌を楽しめる内容となっています。
なお、同時期に『天地創造』もレコーディングしているため、そちらの方も近々リリース情報が入るものと思われます。
【活気ある傑作『四季』】
近代的ハイドン研究の創始者であるカール・フェルディナント・ポールの「ハイドンの全創作の頂点はまさに『天地創造』と『四季』である」という言葉は、現在も研究者のあいだでは当然のことのように認識されているといいます。
比喩的に分類すると『天地創造』は厳粛なオペラ・セリア、『四季』は生き生きとしたオペラ・ブッファといったところでしょうか。
畑仕事の場面での『驚愕』交響曲のユーモラスな引用から、鉄砲が炸裂する狩の場面、推進力に富むフーガ、賑やかに盛り上がるワイン祭りの場面にいたるまで、どこをとっても荘重さとは無縁の旺盛な活力が感じられ、オーストリアの自然の中で逞しく前向きに生きる農民の姿を通して、ハイドンが神に自然に感謝するさまが伝わってくるかのようなこの作品は、実際にハイドンの時代には衣装を着けてオペラハウスで上演されたこともあったといいますから、その楽しさはまさにオラトリオ離れしたものといえるのかもしれません。
【二極分化した演奏】
しかしながらいわゆるモダン楽器による演奏では、カラヤン[152分]、クラウス[145分]、ドラティ[141分]、ゲネンヴァイン[141分]、デイヴィス[138分]、デイヴィス再録音、ケーゲル[138分]、リリング[137分]、クーベリック[136分]、フリッチャイ[135分]、マリナー[134分]、ショルティ[133分]、ベーム[132分]、レヴゼン[132分]、ボイエルレ、ビーチャム、サヴァリッシュ等、多くは荘重なムードを湛えたいかにもオラトリオ的なイメージのものとなっており、その意味で作品本来の姿が現れにくく、そうした要因もあってか、もうひとつの傑作『天地創造』の影に隠れやすいポジションにあったことは大方の認めるところでもあります。
『四季』が、本来の生き生きとした表情を獲得したのは、アーノンクールや、クイケン[138分]、ガーディナー[137分]、ノリントン、シュルト=イェンセン、ボルトン、ヤーコプス、
Disc1
1 : Seht, Wie Der Strenge Winter Flieht!
2 : Komm, Holder Lenz!
3 : Vom Widder Strahlet Jetzt
4 : Schon Eilet Froh Der Ackersmann
5 : Der Landmann Hat Sein Werk Vollbracht
6 : Sei Nun Gndig, Milder Himmel!
7 : Erhrt Ist Unser Flehn
8 : Oh, Wie Lieblich Ist Der Anblick
9 : Ewiger, Mchtiger, Gtiger Gott!
10 : In Grauem Schleier RCKT Heran
11 : Der Muntre Hirt Versammelt Nun
12 : Sie Steigt Herauf, Die Sonne
13 : Nun Regt Und Bewegt Sich Alles Umher
14 : Die Mittagssonne Brennet Jetzt
15 : Dem Druck Erlieget Die Natur
16 : Willkommen Jetzt, O Dunkler Hain
17 : Welche Labung FR Die Sinne!
18 : O Seht! Es Steiget in Der Schwlen Luft
19 : Ach! Das Ungewitter Naht!
20 : Die Dstren Wolken Trennen Sich
Disc2
1 : Einleitung
2 : Was Durch Seine Blte Der Lenz Zuerst Versprach
3 : So Lohnet Die Natur Den Flei゜
4 : Seht, Wie Zum Haselbusche Dort
5 : Ihr Schnen Aus Der Stadt
6 : Nun Zeiget Das Entblte Feld
7 : Steht Auf Die Breiten Wiesen Hin!
8 : Hier Treibt Ein Dichter Kreis
9 : HRT Das Laute Getn
10 : Am Rebenstocke Blinket Jetzt
11 : Juhe, Juhe! Der Wein Ist Da
12 : Einleitung
13 : Nun Senket Sich Das Blasse Jahr
14 : Licht Und Leben Sind Geschwchet
15 : Gefesselt Steht Der Breite See
16 : Hier Steht Der Wand'rer Nun
17 : Sowie Er Naht, Schallt in Sein Ohr
18 : Knurre, Schnurre, Knurre!
19 : Abgesponnen Ist Der Flachs
20 : Ein Mdchen, Das Auf Ehre Hielt
21 : Vom Drren Oste Dringt
22 : Erblicke Hier, Betrter Mensch
23 : Die Bleibt Allein Und Leitet Uns Unwandelbar
24 : Dann Bricht Der Gro゜e Morgen An
Powered by HMV
レビュー(0件)