アトキンス博士の秀でた洞察力で,宇宙や物理法則を生んだしくみに迫った力作.世界のありさまを決める物理法則や物理定数は,おそらく造物主の手抜き(怠慢)で生まれ,アナーキー(無秩序)が形を整え,ときに不可知(知りようもないこと)も手を貸して仕上がった……うるわしくも複雑な宇宙とエレガントな物理法則のコアを明るみに出す.宇宙誕生のとき「ほとんど何も起こらなかった」という独自の発想が数式なしに展開される.未知の世界に挑む科学者たちの姿も描く.
主要目次:
1章 永遠を想う:世界をつくる物理法則
2章 豊かなる虚無:物理法則のゆりかご
3章 アナーキーが生む秩序:無法が法になるしくみ
4章 元気の尺度:温度と物理法則
5章 動の世界へ:自発変化とエントロピー
6章 知を生む不可知:気体とバネの法則
7章 正負の小粒:電磁気の法則
8章 尺には尺を:物理定数の意外な素顔
9章 宇宙の鼓動:数学と物理法則
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