どんな動物でも生きていくためにはコミュニケーションが必要だ。人間は言葉を使って意思を伝達するが、言葉を持たない動物たちはどのような方法で意思の疎通を図っているのだろうか。実はすべての動物たちは、人間の言語に相当する精密なコミュニケーション手段を持っており、我々が想像できないほど豊富な情報交換を行っていることが明らかになってきた。動物のうなり声や鳥のさえずりは、従来は単なる感情の発露と見られていたが、実際には自分が今感じていることではない何かを、意志を持って伝達しようとする「リファレンシャル(対象指示)コミュニケーション」が多く含まれることがわかってきた。本書は、こうした動物のコミュニケーション能力に関する最新の研究結果を、豊富な写真やイラストを使って分かりやすく解説している。
第1章 動物のコミュニケーション
人間の世界では、言語はコミュニケーションの重要なツールである。一方、動物の世界では、言語以外のさまざまな手段で情報が交換されている。動物たちは一体どのような方法でお互いのコミュニケーションをとっているのだろうか、昆虫から哺乳類まで、豊富なフィールド調査の成果に基づき明らかにする。
第2章 社会生活
動物のコミュニケーションは、あいさつ、求愛の儀式、子育てなどにとどまらない。群れの文化的伝統の継承、グループの意思決定を行う民主的システムなど、人間の世界と同じ高度なコミュニケーション手段を持っている。これらの手段は、動物たちの社会生活の基盤を構成している。
第3章 知らなかった世界
動物のコミュニケーションについて科学的な調査が進むにつれ、そこには私たちがまったく知らなかった世界があることがわかってきた。動物たちは、我々人間の想像をはるかに超える高いレベルで情報交換を行っている。こうした事例を通して自然についての理解を深めることができれば、私たちと動物たちの間に新しい関係が構築されるだろう。
レビュー(2件)
動物の心と一緒に購入
動物愛護のライターさんが紹介されていて購入しました。色々な気づきや発見がありました。動物への接し方が変わりそうです。動物の心と一緒の購入をオススメします。
驚異のコミュニケーション・パワー
番組で観た気がしました(*^-^*) ナショナルジオグラフィックと言う番組があります。 CSで良く見ている番組でしたから、文章で再確認する意味も含めて求めました。 . 表紙はネコさんですが、 様々な動物、昆虫類の事等自然界での生き物に付いて書かれています。 . 専門誌の様に詳しく1つずつ記載されている訳ではなく ページの中に「偉大な探究者たち」とあり 動物研究者数名が専門的観点より、述べている記述だと思いました。 . 詳しく書くと、後々読まれる方の楽しみが無くなりますので 簡単に大きなタイトルだけをご紹介致します。 . ・あいさつとおしゃべりは群れを支える為の情報交換 ・朝一番、鳥たちは何を伝えあって生きているのか? ・共同トイレは人間で言う「SNS」の場であること ・陽気な笑いはオウムが作る。 上記は表紙に大きく記載されていました。 . 犬や猫は我々にとって非常に身近な存在の為、 飼い主とのコミュニケーションは意外と取れているんだろうな?? いや・・・そうでもないかも?? ふとそんなことを思わせる記述もありました。 . 我が家は猫がいますので、猫について書かれていた所を少しだけ抜粋。 飼い猫の「ミャア」と言う鳴き声は野生では滅多に聞かない声→これは知っていました。 その鳴き声もシーンによって使い分ける事も猫飼いさんなら、 ある!ある!ある!ですよね(*^-^*) その鳴き声の種類は、猫が人間との関係性、だけ。 「だけ」で使うシグナル。そのシグナルは人間との交流で進化するらしいです。 . そう思って、我が家の猫を観察すると 私と二人でいる時の声。抱っこして欲しいとの要求の声。 おとーさんが帰宅した時の声。 猫なりに使い分けていますので、意外と頭がキレるのかしら(笑)と思いました。 . 全ページをご紹介したいのですが、 興味と時間がある方は、じっくり読んで見ると面白いと思います。 一部の写真と動画を添付しています。 . 内容的には深く掘り下げてはありませんが、 詳しく研究し凝縮版と言った感じの本でした。 一気に読み切るよりも、登場する動物、昆虫等種類が多いので 1日に1種類を制覇する??そんな感じで読み進めて行くと楽しさ増♪だと思います。 .