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井上安治、風景画家。元治元年、浅草生れ。十四歳の時、小林清親に入門。明治二十二年没。二十五歳。安治は東京に何を見たのだろうか。明治の東京と昭和の東京を自在に往き来しつつ、夭折の画家井上安治の見た風景を追い、清親との不思議な師弟関係を描く静謐な世界。他に単行本未収録作品を併録。
井上安治、風景画家。元治元年、浅草生れ。十四歳の時、小林清親に入門。明治二十二年没。二十五歳。安治は東京に何を見たのだろうか。明治の東京と昭和の東京を自在に往き来しつつ、夭折の画家井上安治の見た風景を追い、清親との不思議な師弟関係を描く静謐な世界。他に単行本未収録作品を併録。
レビュー(16件)
無駄のない構成で、好きな作品です もっと、この方の作品を読んでみたかったです
やや期待外れ
自分の期待していた内容と異なっていました。自分の責任なのでショップに問題はありません。
好みが分かれそう
表題作は好みが分かれそうです。 そういう自分は少し置いて行かれました。
短命の浮世絵師・井上安治を主題としながら、現代の女子大生が彼氏であろう同級生と掛け合いをしてYASUJIの絵を紹介していく。師匠(と勝手に私が呼ばっている日向子さん)が井上安治に興味を抱いていることは他のエッセイ等から知っており、本書購入の動機にもなった。単行本未収録集も良かった。まんが日本昔ばなしのようだった。
井上安治という風景画家について 杉浦日向子独自の(初期の?)世界をスパイスとして 描かれた作品。 『合葬』『百物語』などに比べると読み応えが今一つ。 名作ばかり描く人ではないし、 文人としての才能の方が抜きん出ている彼女(だと思う)なので、 無理にはおすすめしない。 あくまでも杉浦さん好き向け。