漢方医学の聖典と言われる『傷寒論』。しかし……
あなたは本当の『傷寒論』を知っていますか?
『傷寒論』誕生時の姿 -「原本」はわずか30の条文からなる書!
緻密な論述により謎多き書を徹底解明。
“漢方”の常識を打ち破る瞠目の傷寒論解説。
これまでの解説書にはない手法で、実用の医学書である『傷寒論』の実像に迫る。
[本書の特徴]
○『傷寒論』の「原本」がどのようにして創造されたかを徹底追究。
○創造の過程を再現して、原作者たちの発想・思考法と、その手法に迫る。(それらを解明することで、「なぜそうなのか」という根源的な答えを見いだすことができる。)
○「原本」と「伝本」の関係性に深く斬り込む。「原本」により「伝本」の条文を徹底的に検討、整理。「原本」に薬方・註釈が書き込まれた経緯を明らかにすれば、「伝本」は「原本」が成長した姿であると見なすこともできる。
○図表を多用することで、できるだけ可視化を試みている。
総 論
I 『傷寒論』とは何者か
1 書物の名称『傷寒論』について
2 『傷寒論』の歴史について
3 伝本・『傷寒論』の内容について
II どのような方法で「仕組み」を解明するか
III どのようして『伝本』から『原本』を求めるか
1 『伝本』から『原本』を選別するための判定基準
2 判定基準による『伝本』から『原本』の選別
3 選別の結果
IV 求められた『原本』はどのような内容か
1 傷寒論の『原本』
V どのように原作者たちは、『原本』を創造したか
1 「だれ」が「いつ」、『原本』を創造したか
2 どのような「発想」をしたか
3 どのように発想を「現実化」したか
4 どのように「病」、「病人」と「治」をモデル化し規格化したか
5 どのようにシステム化における問題点を解決したか
VI 『原本』と『伝本』を比較するとなにがわかるか
1 『原本』は幸運に恵まれた
2 『原本』には序文がなかった
3 『原本』は傷寒論巻第一から巻第六までで、巻第七以降はなかった
4 『伝本』の辨太陽病脈證幷治下は、『原本』にはなかった
5 傷寒は『原本(傷寒論)』の「主役」ではなかった
6 『原本』に数多くの薬方が書き加えられた
7 書き加えられた薬方の冒頭にある文言は信用できない
8 『伝本』では条文の記載順が乱れている
9 『伝本』には『原本』にない用語や概念が混在している
10 『伝本』の条文には多くの間違った註釈がある
11 呉茱萸湯、大柴胡湯、白虎加人参湯は原方ではないが、『伝本』では様々な場面に登場する
12 削除した辨霍乱病脈證幷治と辨陰陽易差後勞復病脈脈幷治は、関係ない薬方の寄せ集めである
各 論
傷寒論 巻第一 辨太陽病脈證幷治 上
傷寒論 巻第二 辨太陽病脈證幷治 下
傷寒論 巻第三 辨陽明病脈證幷治
傷寒論 巻第四 辨少陽病脈證幷治
傷寒論 巻第五 辨太陰病脈證幷治
傷寒論 巻第六 辨少陰病脈證幷治
辨厥陰病脈證幷治
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