小田雅久仁作品「残月記」楽しく読みごたえのある作品でした。,本屋大賞ノミネート作品ということで買ってみました。全体的には読むと心が暗くなる。ディストピアな感じが斬新な話かな。普通の話に飽きてきた人には薦めるけど、楽しい話期待してる人には薦めない。,何らかの形で「月」を扱った三作。「そして月がふりかえる」と「月景石」は、村上春樹の「1Q84」に着想を得たのだろうか、。つい思い出してしまう。表題作の「残月記」は、かなりの現実離れ。ファンタジーとは、こういうものなのか。一般に、「夢」は小説の禁じ手とも言われる。夢に逃げ込めば何でもアリ、本作は、それが判っていて読むのだから例外なのか。難しい。
レビュー(226件)
小田雅久仁作品「残月記」楽しく読みごたえのある作品でした。
本屋大賞ノミネート作品ということで買ってみました。全体的には読むと心が暗くなる。ディストピアな感じが斬新な話かな。普通の話に飽きてきた人には薦めるけど、楽しい話期待してる人には薦めない。
夢?
何らかの形で「月」を扱った三作。「そして月がふりかえる」と「月景石」は、村上春樹の「1Q84」に着想を得たのだろうか、。つい思い出してしまう。表題作の「残月記」は、かなりの現実離れ。ファンタジーとは、こういうものなのか。一般に、「夢」は小説の禁じ手とも言われる。夢に逃げ込めば何でもアリ、本作は、それが判っていて読むのだから例外なのか。難しい。