吉田松陰の尊王攘夷論を引き継ぐ松下村塾の門下生であった久坂玄瑞。変革を熱望するも、藩を滅亡寸前まで追い込み、二十五のとき禁門の変で命を散らした。大名や公家とは違い、名も無き若者が歴史の表舞台に登場し、縦横無尽に活躍した幕末という時代の過渡期について、彼の軌跡をたどりながら考えてゆく。
はじめに
第一章 誕生から九州遊歴まで
1 誕 生
2 少年のころ
3 月性たちの指導
4 九州遊歴
第二章 吉田松陰との出会い
1 松陰との論争
2 吉田松陰のこと
3 松陰の妹と結婚
4 松陰と玄瑞の関係
5 高杉晋作のこと
6 江戸遊学
第三章 「有志」として政治活動
1 初めての京都入り
2 勅許なしの開国
3 政治運動の開始
第四章 吉田松陰との別れ
1 松陰の老中暗殺計画
2 帰萩した玄瑞
3 松陰の志を継ぐ
4 急変する政局
第五章 江戸での「横議横行」
1 英学修業のため江戸へ
2 横議横行のはじまり
3 松陰を精神的支柱とする
4 長州藩の公武周旋
第六章 「横議横行」の挫折
1 失意の帰国
2 島津久光の率兵上京
3 長州藩是は「奉勅攘夷」に
第七章 「奉勅攘夷」の挫折
1 藩の進路を示す
2 急進的な攘夷活動
3 将軍家茂の上洛
4 外国艦砲撃
第八章 「禁門の変」に斃れる
1 失地回復をめざして
2 京に散る
主要参考文献
おわりに
久坂玄瑞略年譜
事項索引
人名索引
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