本書の「戦争」からイメージされたのは太平洋戦争だったが、日本人が敗戦に至るまでに日清・日露、第一次世界大戦、日中戦争と度重なる戦争を積み重ね、それらが積層的に影響していく様子が理解できる。軍人であった水野廣徳の「独力戦争をなすの資格を欠ける」論はまったくそのとおりで、それを弾圧・無視した日本は、戦争終結までに邦人・外国人に多数の犠牲を出した上に、悲惨な敗戦を受け入れなければならなかったのだな。,加藤先生の言葉はテレビではわかり易いのですがこの本のなかでは難解な表現もあります。 題材が大きく深いものなので、あせらずにじっくりと何度でもバックしながら確実に読みたいと思います。,大変面白く読むことが出来ました。 東大の先生が高校生に質疑しながら講義を進める。 白熱授業みたいな感じかな。 私が学生のころ授業で読んでいた戦争と今回の本では 内容が異なることに少し驚きました。 年々研究って進むとは思うのですが、こうも変わると 正直びっくりです。 まあ、教科書は無難な歴史を教えるためにあるのでしょうけど 日本の学者さんてすごいのですね。自虐史観は嫌いですけど、、、 どの国も自国の歴史が正史と教えるのでしょうが、 客観的に研究することも重要と判らせてくれる本でした。,まだ序章を読み終わったばかりですが、とにかく物事は多角的に捉えなければいけないということを身にしみて感じました。今までなんと狭い視野だったか・・・。 気付いていなかったけどステレオタイプな認識を指摘され、恥ずかしい限りです。,父によると「とても面白かった」とのことです。
レビュー(293件)
本書の「戦争」からイメージされたのは太平洋戦争だったが、日本人が敗戦に至るまでに日清・日露、第一次世界大戦、日中戦争と度重なる戦争を積み重ね、それらが積層的に影響していく様子が理解できる。軍人であった水野廣徳の「独力戦争をなすの資格を欠ける」論はまったくそのとおりで、それを弾圧・無視した日本は、戦争終結までに邦人・外国人に多数の犠牲を出した上に、悲惨な敗戦を受け入れなければならなかったのだな。
じっくり読みたい
加藤先生の言葉はテレビではわかり易いのですがこの本のなかでは難解な表現もあります。 題材が大きく深いものなので、あせらずにじっくりと何度でもバックしながら確実に読みたいと思います。
大変面白く読むことが出来ました。 東大の先生が高校生に質疑しながら講義を進める。 白熱授業みたいな感じかな。 私が学生のころ授業で読んでいた戦争と今回の本では 内容が異なることに少し驚きました。 年々研究って進むとは思うのですが、こうも変わると 正直びっくりです。 まあ、教科書は無難な歴史を教えるためにあるのでしょうけど 日本の学者さんてすごいのですね。自虐史観は嫌いですけど、、、 どの国も自国の歴史が正史と教えるのでしょうが、 客観的に研究することも重要と判らせてくれる本でした。
目からうろこ、です。
まだ序章を読み終わったばかりですが、とにかく物事は多角的に捉えなければいけないということを身にしみて感じました。今までなんと狭い視野だったか・・・。 気付いていなかったけどステレオタイプな認識を指摘され、恥ずかしい限りです。
父によると「とても面白かった」とのことです。