林忠正は、明治期の美術商。嘉永6年(1853)、町医者(蘭方外科)・国学者の長崎言定の二男として越中高岡に生まれる。明治3年、富山藩大参事・林太仲の養嗣子となり、林忠正と改名。明治11年、起立工商会社社員として渡仏。パリ万博の仕事に携わる。明治17年、パリに岩井兼三郎と共同で美術商を開業(のち独立)、浮世絵など日本・東洋美術品を扱う。日本文化を系統的に海外へ紹介し、仏政府より教育文化功労章1等、レジョン・ドヌール3等勲章を授与される。忠正の生家、長崎家に残されていた明治7年〜12年の書簡の翻刻。忠正の青春時代のことを知りうる貴重な資料である。
林忠正等書簡(翻刻)出版に寄せて 太田久夫
〈書簡翻刻〉
1 林忠正書簡(年代順)
2 林忠正書簡(年未詳/推定年代順)
3 忠正以外の書簡(年代順)
注 仁ヶ竹亮介
林忠正等関係書簡リスト(高岡市立中央図書館蔵「長崎家文書」)
高岡新報連載「貿易商人 林忠正」
林忠正関連文献抄
林忠正関連記事・論稿等リスト
あとがき 太田久夫
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