- 10
- 3.3
18万部のベストセラー『人は、なぜ他人を許せないのか?』が待望のまんが化! SNSいじめ、炎上、ハラスメント、誹謗中傷ー。話題の「正義中毒」が起きる仕組みを最新の脳科学で解き明かす! 人の脳は、裏切り者や社会のルールから外れた人など、わかりやすい攻撃対象を見つけ、 罰することに快感を覚えるようにできています。この快楽にはまってしまうと、簡単には抜け出せなくなり、罰する対象を常に探し求め、決して人を許せないようになってしまいます。 この状態は正義に溺れてしまった中毒状態、いわば「正義中毒」です。 これは、脳に備わっている仕組みであるため、誰しもが陥ってしまう可能性があるのです。 【あらすじ】 とある文具メーカーの広報部に勤務する伊藤真澄は、業務の一環で自社SNSの「中の人」を担当することに。試行錯誤しながらも順調にフォロワーを増やしていき絶好調に思えた矢先、ある出来事をきっかけにアカウントが炎上してしまう。同じ部署の頼れる先輩・高柳や、現在はバー「TRUST」を経営しているが、かつては脳科学の研究者だったというマスターなど、仲間たちにアドバイスをしてもらいながら、「正義中毒」とは何か?を学び、乗り越える術を探していくー。 漫画のストーリーに沿って読み進めていくうちに、許せない感情が生まれる理由や、人を許せなくなる脳の仕組み、そして「正義中毒」を乗り越えるヒントを分かりやすく学ぶことができます。怒りや憎しみなど負の感情に振り回されず、心穏やかに生きるコツを見つけられる1冊です。 第1章 ネット時代の「正義」-他人をつるし上げる悦び1 …SNSが隠れていた争いを「見える化」した …炎上ビジネスに踊らされる正義中毒者たち …正義中毒は人間の宿命 第2章 ネット時代の「正義」-他人をつるし上げる悦び2 …自然災害と閉鎖的環境が日本人の社会性を高めた? …人格攻撃と議論の決定的な違い 第3章 なぜ、人は人を許せなくなってしまうのか …人間の脳は、対立するようにできている …正義中毒のエクスタシー …「バイアス」は脳の手抜き …ネット社会は確証バイアスを増長させる …加齢が脳を保守化させる 第4章 「正義中毒」から自分を解放する …正義中毒を乗り越えるカギは「メタ認知」 …老けない脳をつくるトレーニングと生活習慣 …自分にも他人にも「一貫性」を求めない …対立ではなく並列で考える
レビュー(10件)
この本を読めば無駄な正義が無くなると思います。勉強になりました。
漫画なのですぐに読めました。最後の章はなるほど、と勉強になりました。文章の部分で、太字にマーカーが引いてあるような表記は正直読みにくい。チェックしたいところは自分でマーカー引けば良いと思いますし、強調なら太字だけで十分なのでは?と思ってしまいました。