JR西日本脱線事故、過去の教訓を忘れた雪印や日本航空…。大きな事故や大事件の陰には、ほんのささいなミスが潜んでいる。小さなミスの見逃し、先送り、ベテランならではの慣れからくる慢心、コスト削減一本槍で安全の手抜き、成果主義のみに陥った組織の崩壊。いま、あらゆる分野で綻びが生じている。近年、「失敗学」という言葉が普及しつつある。これまでの失敗学は、技術工学の分野で研究が進められてきたが、いまは文科系の世界にもその必要性が問われている。本書は、マネジメントの分野に着目して、組織の中で人はなぜミスを犯すのかを分析し、リスク管理の教訓を探ろうとするものである。「これは、ちょっとまずい!」豊富な実例集である。
レビュー(42件)
ポストまで届けてくれるので、重宝しています。
物足りない
畑村洋太郎先生の「失敗学のすすめ」を読んで、他にも失敗事例集が無いかと探して、行き当たったのがこの本です。タイトルから「組織行動」に焦点を当てているようで、私のニーズに合っていましたので購入しました。 1~3章までは事例が具体的で分かりやすく、その背景も丁寧に書かれていて、良かったと思います。ただ、「はじめに」にもあるとおり、「失敗学のすすめ」を読んでいない人が対象のようで、内容的に似通った部分がちらほら。 一方、4、5章の事例は具体性に欠け、分析も浅いように感じました。筆者の職業から、勝手に、一般には広く知られていないような材料で分析してくれるのを期待していただけに、残念でした。 読み物としては、読みやすくて良かったので、筆者のいうとおり、普段理系の本は読まないという方には良いかも分かりません。 しかし、実用書を期待した者には、物足りなかったのが正直なところです。
【まずい学】を創設した樋口氏の作品。新たな視点を提言された感がします。 組織に生きる人の必需品となる一冊です!
成功例よりも失敗例のほうが参考になります。お勧めです。
納得、うなずきの一冊!! なぜ組織でミスが起こり、それが重大な事故などにつながっていくかがいくつかの事例と共に示されています。必読書です。